サイクリング 相模国野外育児記~子供といろいろアウトドア編

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サイクリング
長男が自転車に乗れるようになってから、次男が釣りや登山に連れて行けるようになるまで、外での遊びはサイクリングが主なものでした。

手軽に思い立ったときに出かけることができ、その度にいろいろな発見や事件に出会えるのでお勧めです。アウトドアというと車がつき物ですが、車抜きで遊べるのは気分が楽です。

子供が成長してくると、単純なサイクリングでは満足行かないらしく、釣りや登山を含めてもっと刺激のある遊びに興味を持ち始めますので、回数は徐々に減っています。
道脇の休憩所
暑い盛りのサイクリング
サイクリングと一言で言っても、子供用自転車とママチャリのお手軽サイクリングから、ロードレーサに跨ってのツーリング、峠越え、マウンテンバイクでのダウンヒルなど本格派までいろいろありますが、我家のはママチャリツーリングです。登山好きとしてはマウンテンバイクにとても興味がありますが、まだチャンスがありません。
サイクリング道路
全行程自転車専用道でという恵まれた環境はなかなか難しいもので、車道や一般の歩道を走らざるを得ない場面は多々ありますが、幸いにも、我家から自転車で行ける範囲に湘南海岸サイクリング道路境川自転車道という、十分満足の行く距離があり車の心配のない自転車専用道があり、ここを中心に利用しています。

湘南海岸サイクリング道路
(国道134 号自転車歩行者専用道路)

その名の通り湘南海岸沿いに設置されている自転車道で、藤沢市鵠沼海岸(引地川河口付近)から茅ヶ崎市柳島(相模川河口付近)まで、およそ8kmのコースです。海水浴や砂浜での水遊びと一緒に楽しめます。西に富士山が真正面に見え、東に江ノ島が見える、気持の良いルートです。普段はサーファーで埋まっているだけの海岸ですが、運が良いと、観光地引網に遭遇できます。結構見慣れない魚もかかっていて面白いです。

砂が吹きだまり、車輪を取られてしまう場所があります。また歩行者やサーフボードをくっつけた自転車も多く、その分かえって高速走行の自転車はいませんが、それでも走行には多少注意が必要です。特に夏場は大変な人出になりますので、海水浴の季節は避けた方が良いかもしれません。

海岸沿いの爽快な道
遠くに富士山が見えます
境川自転車道
(神奈川県道451号藤沢大和自転車道線)

藤沢市鵠沼海岸から大和市下鶴間まで、総延長20km超の長大なルートです。この距離を車の心配無しに走れるのはとても爽快です。横浜、藤沢、大和といった大都市間のど真ん中を貫通していながら、周囲には広大な田んぼや畑が広がっている場所もあります。自転車道そばに、希少動物であるチョウゲンボウカワセミの生息地があり、この地域の環境の良さを表しています。巨大な望遠レンズを持ったカメラマンが集まっているところがその生息地です。タイミングが良ければ出会えるかも。

なお、鵠沼海岸から引地川を遡って藤沢市羽島付近に至るルートと、境川の藤沢本町付近から境川沿いに北上するルートの間の羽島~藤沢本町間が河川沿いから離れ、専用道としては未整備となっているため、一般の道路を利用することになります。また大和市付近に、河川沿いですが一般道路で、やはり専用道として未整備となっている箇所が数kmあります。

境川自転車歩行者専用道路
境川自転車道の北端である国道246号線から先の境川沿いも引き続きサイクリング道路になっていて、境川自転車歩行者専用道路(愛称が境川ゆっくりロードの由)と言います。我家ではこの区間まで行ってみたことがなく、道路の状況などは分かりませんが、町田・相模原間に14km位の区間があるとのことで、ここまで含めると相模原から藤沢まで、神奈川のど真ん中を北端から南端まで縦断する40kmの快適サイクリングが楽しめるコースということになります。ちなみにこの境川は、相模国と武蔵国を隔てる境目なのでこの名がついたそうです。江戸時代の国境は江戸湾と相模湾の分水嶺付近にあるようなので、実際には境川の両岸は相模国に含まれていたのではないかと思います。

延々と続く自転車専用道
どこでも
短い自転車専用道や、自転車でも比較的安全な河川敷の道路など、たくさんありますので、長い専用道ではなくても、気分と予定に合わせて選択すればよいと思います。もちろん、一般道路を使用する場合には安全第一です。子供の動きは予測が付きませんのでいつも要注意です。

神奈川県内の新たな大規模専用道として、さがみグリーンライン自転車道という総延長21kmのサイクリング道が計画されているようですが、まだほとんど未完成のようです。完成が待たれます。
道草
食パン
サイクリング道路は主に河川沿いに作られていますので、川がらみの道草が結構楽しめます。

小さい川にはコイが群れていることがよくありますので、我家では出発前に食パンの耳を用意しておいて、群れが見えるとここぞとばかりに投入して、コイの大群の大騒ぎを楽しみます。コイにばら撒くために、というのもはばかられますが、パン屋さんでお願いすると、パンの切れ端が大量に詰まったビニール袋を数十円で譲ってくれることもあります。

野鴨がいると、これも食パンの耳で遊んでくれます。
小さな川にコイの大群。錦鯉も。
ユリカモメ
湘南海岸に流れ込む各河川の河口近くでは、秋になるとユリカモメの大群が群れているところがあります。彼らにもパンの耳が使えます。ポテチでも何でも食べてくれます。餌をくれると分かると、遠からず近からずの距離をぐるぐると飛び回りながら、餌の投入を待ち構えます。空中に耳を放り投げると、見事な空中キャッチを見せてくれます。

人に慣れると手からひったくっていくようですが、爪やくちばしで怪我をする可能性もありますので、これは避けた方が良いと思います。ちなみに、海岸近くにトビがいると、文字通り手から餌をひったくっていかれることがありますので要注意です。湘南海岸でお弁当やハンバーガなどを不用意に出すとトビに襲われるというのは有名ですが、こいつらです。
片瀬川
ちょっと見では優雅なユリカモメ
大群で来ると怖いです。
引地川下流
ユリカモメと遊ぶ
果樹園
相模台地には果樹園が集まっているところがいくつかありますが、境川自転車道にもコースのすぐそばに果樹園が点在しており、季節には営業のもぎ取りサービスや直売をやっています。

梨園が一番多く見られる気がしますが、ぶどう、もも、栗、などなど、いろいろ出会えます。

直売所に新鮮な果物が並べられているとなんとなく1000円単位くらいで普段より多めに買ってしまいます。梨の直売所で、果樹園に侵入して捕らえられたカブトムシやクワガタを譲ってくれるところもあります。
横浜市内の"浜なし"直売所
お店発見
アウトドアとは無関係ですが、我家の道草のメインは美味しいラーメン屋、大判焼き屋、たこ焼き屋、古本屋、等々...の発見です。街中に入らないと見つかりませんが、ちょっとコースからはずれて、普段暮らす町とは違う場所で良い店に出会うと、発見した、という気分になれます。
その他








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