湖のルアー・フライ トラウト 相模国野外育児記~淡水釣り編・神奈川の川と湖の釣り

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芦ノ湖の釣りもの タックル・ルアー タックル・フライ
タックル・餌釣り~ウキ釣り/底釣り/ムーチング 釣り場
湖のルアー・フライ トラウト
ルアートラウトでは、芦ノ湖と富士五湖の本栖湖が我家のメインゲレンデです。ニジマス(レインボートラウト)、ブラウントラウト、ヒメマス、ヤマメ(サクラマス)といったマス類が放流されています。これらをボートや陸からルアーキャスティングで狙います。

スピニングリールのキャスティングが出来れば子供でも十分釣れます。右の写真は、芦ノ湖解禁釣り大会で釣れた61cmのしばらく湖で育ったらしきヒレピンの獲物で、キャスティングでは我家の最大級ですが、運がよければ大会後もこのクラスの釣れ残りがヒットします。

解禁から禁漁まで釣れますが、放流が行われている期間以外はあまり期待できません。放流情報は、各湖の漁業組合のホームページで公開されています。また高水温の時期にはトラウトは深場に落ち、ルアーキャスティングでは狙いにくくなりますので、3-6月がキャスティングの実質的な釣り期かと思います。トローリングや、浮き釣り・ムーチングなどの餌釣りなら禁漁まで有る程度楽しめるかと思います。
スプーンのキャスティングで釣った60cm級のニジマス
スプーンのキャスティングで
(父が)釣った60cm級のニジマス
ヒレが綺麗で天然の雰囲気
フライも主に芦ノ湖と富士五湖の本栖湖がメインです。ルアーとフライとで半々で楽しんでいます。ボートや陸からフライキャスティングで狙いますが、芦ノ湖では主にボート、本栖湖では陸から釣ることが多いです。

フライキャスティングはそれなりの練習が必要ですが、子供の習熟力というのはたいしたもので、一度コツをつかむと簡単に覚えてしまいます。

朝夕まずめ時の、虫たちの羽化にライズするトラウトが見つかればラッキーですが、回遊してくるワカサギを追って回ってくることもあります。晩春のワカサギの産卵時期には、ワカサギを追ったトラウトが浅瀬まで入ってきます。4-5月が湖のフライの最適時期ではないかと思います。
ルアーやフライで入れ食いになることも無いわけではないですが、餌釣りに比べるとやっぱり確率は下がります。お土産確保を期して、塩焼きサイズ狙いの餌釣りをやることもあります。

極々簡単なウキ釣り仕掛けやぶっこみ仕掛けにキジ(ミミズ)餌やイクラ餌などを付けて放り込んでおくと、比較的簡単に釣れます。芦ノ湖の桟橋近くでは手漕ぎボートの餌釣りの方もたくさんいます。子供が小さい頃は、キャスティングやトローリングを開始する前に餌釣りでまず型を見ておこうというのが我家の通例でした。

同じく餌釣りですが、生きたワカサギを餌にするムーチング釣りも盛んに行われています。胴付きの細いワカサギ仕掛けにかかったワカサギにニジマスが食いつき、散々苦労した挙句切られて逃したということが良くありますが、初めからワカサギの生餌で狙うと、イクラやミミズなどよりも大物の確率が出てきます。冷凍ワカサギでも釣れるようですが生きているに越したことはないので、胴付きのワカサギ仕掛けでまずワカサギを確保し、ムーチングの仕掛けを出します。運が良いと、モンスター級のブラウンやサクラマスが釣れることもあり、専門に狙う方もおられるようですが、我家のムーチングではジニマスの実績のみです。
湖のルアー・フライ トラウト> 芦ノ湖の釣りもの
ニジマス(レインボートラウト)
釣れるのはほとんどコレです。十数cmのリリースサイズから、60cmクラスの超大物まで釣れます。

右の写真はある年の芦ノ湖解禁釣り大会で陸からのルアーで仕留めた58cmのレインボーです。20位台だったと思いますが70cmを越える入賞魚にははるかに及びません。上の写真の61cmのレインボーはその前年の大会のものですが、検量所で「入賞ムリだけど量るの?」などと言われ、むかついて検量しませんでした。

これ以降、子連れということもあり解禁はボートに切り替えましたが、キャスティングでは大物にめぐり合えなくなってしまいました。一般的にボートが不利というわけではありません。

このくらいの大物は解禁時に放流され、ほとんどはすぐに釣られますので、その後は30-40cmクラスがアベレージで、我家の実績から言えば大物はトローリングの方が有利です。
祝・解禁釣り大会、レインボーの部??位
尾ビレが削れた放流魚ですが、
顔にはスチールヘッドの風格が
あります。
ブラウントラウト
底近くで、主にミノーにヒットします。なかなかお目にかかれませんが、我家では長男だけが妙にヒットさせるというジンクスが有ります。ブラウンは底に居つくらしいので、釣り方に差があるのかもしれません。写真のブラウンも長男の獲物で、ボートからのルアーキャスティングで仕留めたものです。

このブラウンはリップのある通常のミノーで釣ったものですが、過去の芦ノ湖のキャスティング、特にウェーディングでの実績では、良く沈むジグミノーでブラウンが釣れたことが多く、それ以来、ブラウン狙いにはジグミノーを使用するのが我家の定番になりました。一般的ではないかもしれませんが、試してみる価値があるのではないかと思います。
40cm級のブラウントラウト
40cm級のブラウントラウト
こちらは長男の獲物
ヒメマス
サイズは30cm程度です。富士五湖ではアミの撒き餌とサビキ仕掛けをつかった釣りが行われていますが、芦ノ湖では禁止の由。我家では、キャスティングでは実績ゼロで、トローリングで釣れたことがあります。芦ノ湖はヒメトロというヒメマス専門の釣りが行われています。

サクラマス、サツキマス
それぞれヤマメ、アマゴの降海型の大型魚で、芦ノ湖では放流も行われているようです。我家では実績ゼロの憧れの魚です。
イワナ
サクラ・サツキ同様に放流されています。解禁時には50cm級も上がります。我が家ではとんとお目にかかれませんでしたが、最近の特別解禁でようやくゲット。ニジマスとは斑点の色が逆なので違いはすぐに判りますが、桟橋で確認してもらうまでは、レイクトラウトが混じったか?と思いました。
小さいけどイワナ(下)
小さいけどイワナ(下)
黒系スプーンでゲット
湖のルアー・フライ トラウト> タックル・ルアー
ロッド
トラウト用、バス用として売られている6-7フィートのスピニングロッドなら何でもOKです。子供には、小さいルアーも投げられるライト、ウルトラライトのロッドがいいと思います。大物にはヘビー級の硬いロッドが有利ですが、小さいルアーが投げにくいので使う場面が限られます。

我家では子供用のライト級タックルに、5.6フィートのウルトラライトの振り出しパックロッドを長らく使っていました。小さく縮まりリュックサックに入り、軽く性能も良く、お気に入りの一品でしたが、最近車のリアハッチとルーフバーの間に挟まりバキバキ音をたてて折れてしまいました。本来は渓流用ですが、振り出しパックロッドがあるといろいろ便利です。

リール
1000番~3000番台クラスの中・小型スピニングが使いやすいです。釣具屋さんのワゴンに入っている格安リールでも使えなくはないですが、ドラグの性能が悪く、魚とのやり取りのときに圧倒的に差がでます。中級クラス以上の製品が良いと思います。

ライン
ラインとルアーを直結し、リーダーや複雑なラインシステムは特に不要です。ラインはロッド、リール、魚とのバランスを考えて2ポンドから12ポンドくらいまでいろいろ使いますが、ウルトラライトのロッドに1000番のリールなら、4ポンドくらいが使いやすいと思います。

フロロカーボンラインが強度があっていいのですが、少々値段が高いことと、硬くてスプールになじみにくく、ラインが絡む可能性が高くなります。比較的安く、柔らかくて扱いやすいナイロンでも問題ないと思います。

ラインは値の張る良いものを使いたいところですが、キャスティングではせいぜい数十メートル分しか使用しませんので、リールの巻き始めは安い大量販売の海用ナイロンをバッキングラインとして巻きつけておき、その上にルアーキャスティング用ラインを必要な分だけ巻くといいです。浅溝タイプのスプールならバッキングラインは省略できます。スプールとバッキングライン、バッキングラインとキャスティングラインとの結束は、抜けないようにきっちりやっておきます。スプール上に出来たバッキングラインとの結び目がキャスト時に引っかからないように、ごく小さく切ったビニールテープで結び目を抑えておくと良いです。

私自身は、1~2号(10-20lb)の細いPEラインの先に2ヒロほどフロロカーボンのリーダーをつけて使っています。強度も十分、PEは吸水・紫外線による劣化が少ないので交換スパンが長く、PEもフロロも伸びが無くあたりが極めて敏感で、親水性が高いので軽いスプーンでも沈降が早く、また巻きくせが全く付かないので絡むことも無く、等々で大変気に入っています。PEは傷が付くとあっけなく切れてしまうとも聞きますが、湖では根ずれの可能性も少ないので、リーダーをこまめに交換すれば傷の心配もほとんどありません。湖に限らず、これまでにPEが切れた経験は一度もありません。伸びゼロのラインシステムですのでフッキング時や首振りではじかれる心配が無くはないですが、適正な硬さのロッドで十分なためを作って気をつければ、吸収できるレベルだと思います。
ルアー
プラグ、スプーンの何れもOKです。湖ではある程度の深さの場所を狙うことが多くなるので、特にボートからの場合は、遠投が効く重めのスプーンの方が垂直・水平共に広く探れます。

ロッドの硬さで投げられるルアーの重さは決まります。ロッドのグリップのすぐ上に適合ルアーの重量が書いてあることが多いです。解禁直後の放流大物は18gくらいのビッグスプーンに喰らいついてきますが、普段はせいぜい2-5gがいいところです。

これはというお勧めルアーは特にありませんが、黒っぽいルアーだけに掛かったり、赤金だけに来たりと、その時々によってかなり偏った釣れ方になることがよく有ります。暗色系、金属光沢系から蛍光系まで、サイズ、色とも、いろいろと持っていきます。

ジグミノー
お勧めは無いと書きましたが、個人的にこだわっているルアーはあります。それはジグミノーです。子連れでボート釣りをするようになる前、ウェーディングでルアーをやっていた時期に、特別解禁大会で、ジグミノーで50-60cm級のブラウン+レインボーを2年連続仕留めたことがあり、それ以来オカッパリのルアーキャスティングではしつこく使っているルアーです。

今ではHMKLやデュエルなどのジグミノーが有名ですが、当時私が気に入っていたのはFIZZというルアーです。メタルではありませんが、細身でよく飛び、左右の人の投げるミノーやスプーンを遥か後方に置き去り、ぶっ飛ばすことができました。また沈降速度が速くカウントダウンに時間が掛からないので、一発勝負の解禁時にはストレスなく使えます。細く重いためキッチリと低層をトレースでき、底に張り付くブラウンの鼻先にうまくプレゼンできていたのではないかと思います。但し、解禁号砲一発直後の数投だけに特に効いている可能性はあり、スレたあとはスプーンやミノーの方が有利かもしれませんので念の為。

アワビ貼りスプーン
アワビ貝を切り出した無垢材のルアーやアワビ張りのルアーが市販されていますが、アワビシートが市販されていますので、ハンドメイドが可能です。無垢材のルアーはサイズに比して軽く、投げにくいので、キャスティングではほとんど使いません。

1) 中古釣具店で安い中古スプーンを仕入れ、2) 剥離剤で塗装を剥がし、3) アワビシートを貼り付け、4)クリアラッカー塗装、で出来上がりです。きらきらして釣れそうな感じがします。剥離剤やラッカーはホームセンターにあります。(手作りアワビ貼りスプーンはこちら)
アワビ張りスプーン
アワビ貼りスプーン

軟質プラスチック製のトラウトワームやエッグなども売られていますが、芦ノ湖、西湖、河口湖ではワームは使用禁止です。
スナップ、スイベル
ライン又はリーダーとルアーは直結でも良いですが、結束になれないとルアーの頻繁な取替えが出来ないので、小型のスナップを入れます。スイベル付きでもいいですが、できるだけ小型にしないとルアーが大きく見えたり、動きが不自然になったりしてしまいます。

ランディングネット
ボートでも陸釣りでも使います。大き目の折りたたみ式のものがあると便利です。
湖のルアー・フライ トラウト> タックル・フライ
ロッド
湖だと#8以上のラインで遠投できると有利です。我家のメインは#8ですが、子供が始めるには#5くらいが適当ではないかと思います。複数持ち込めば場面に応じて使い分けが出来ます。

リール
40-50cmの魚だとディスクドラグでファイトできれば楽だと思いますが、通常は選択したラインの巻けるキャパシティの安価なクリックドラグリールでもOKだと思います。価格はまさにピンキリですが、中級クラスで十分と思います。重量なども含めて当然高級品には重要な利点がありますが、同じ予算内ならロッドに重きを置いたほうが良いのではないかと思います。

ライン
ライズをドライで釣るのか、水面直下を引くか、中層か、など場面に合わせてフローティング、インターミディエイト、シンキングと、ラインとタックルがたくさん用意できるといいですが、予算次第です。

重いシューティングヘッドというシンキングラインをバッキングラインに結んで投げるシューティングヘッドシステムも湖ではお勧めです。遠投が効き、いろんなレンジを引くことも出来ます。

当然ですが、フライラインとロッドが同番手でバランスが取れている必要があります。リーダー、ティペットの長さも重要で、フライラインやロッドとのバランスなど色々な要因で投げ勝手が違ってきますので、結構試行錯誤します。

確率は別にしても、大物が来る可能性が十分ありますので、ティペットは4X、3Xくらいの太めを使います。これもその日の様子次第です。ちなみにフライラインの番手と違ってティペットは数字が下がると細くなりますが、ラインとティペットの番号を足すと「9」を目安にすると良いそうです。
フライ
状況とお好み次第ということになりますが、我家では、沈めて引くなら芦ノ湖で有名なアオミドロ、杉坂氏オリジナルのフラッシュバックニンフ、ドライは大量生産しやすいエルクヘアカディス、が定番です。トローリングの機会が多いせいかなかなかじっくりとマッチザハッチのフライ釣りができず、ドライの成績は今一つです。

芦ノ湖定番のアオミドロは、元箱根のフィッシング・ショップ・ノザキさんなどで買うことも出来ますし、比較的簡単に巻くことも出来ます。但し、釣れるフライにするには絶妙のバランスが必要だそうです。多分そうなのでしょうが、我家の子供が巻いたアオミドロ風マラブーでも結構釣れた実績が有ります。
アオミドロと
フラッシュバックニンフ
実績は今一つですが、ワカサギを食べている時期にマッチさせるワカサギフライ(食べられません)や、エポキシボディのフックをマイラーチューブやアワビシートでデコレーションした自家製シンキングフライも使います。

ランディングネット
ボートでも陸釣りでも使います。大き目の折りたたみ式のものがあると便利です。渓流用の木製ネットでも良いですが、あまり小さいのは避けたほうが良いと思います。またボートではグリップが短いものは使いにくいと思います。
湖のルアー・フライ トラウト> タックル・餌釣り~ウキ釣り/底釣り/ムーチング
ウキ釣り
ウキ釣りは、ウキ、中通しやガン玉オモリ、マス針のごく単純な仕掛けで大丈夫です。重めのオモリとこれに対応できる大きめのウキを使い、ウキを誘導式にしておくと、深めのタナも探れて良いかもしれません。餌はイクラが一般的で、瓶詰めの油漬けイクラ餌を買っておくと結構長持ちします。キジ(シマミミズ)やブドウムシなどの活餌が釣り餌店で購入できますので、こちらの方が釣果は上がると思いますが、保存はききません。

底釣り
ハリスセットのマス針をスイベルでラインに結び、中通しオモリなどをつけてぶっこんでおくだけです。ルアーやフライキャスティングをするときも、別の竿を1本だけ餌つきのぶっこみ仕掛けにして放り込み、置き竿にしておくことがあります。

ムーチング
ちょっと大物が期待できる、ワカサギ餌の活餌釣りです。ワカサギが掛かった胴突き仕掛けにニジマスが食いついて大騒ぎになることがよくありますが、それを専門に狙います。我家の仕掛けは中通しオモリとその先にスイベルを付け、ハリスにガン玉とマス針を付けた単純なぶっこみ仕掛けや、小型の片天秤を使った簡単な仕掛けに、通常のルアーロッド・リールです。本格的なムーチングは柔らかい胴調子のロッドを使うそうです。短めの磯竿などが向いているかもしれませんが、ルアーロッドでも一向に問題ないと思います。一人が二本づつ竿を持ち、一本はワカサギ仕掛けで餌とお土産の確保、置き竿のもう一本でマス狙いのムーチングというのが我家の標準スタイルです。朝方しばらくはこのスタイルで釣り、遊覧船が動く時間になるとトローリングに出かけるというパターンで楽しんでます。

活餌の泳がせ釣りだけあって、釣果はかなり期待できます。生かしてあるワカサギが弱らないように、手を水に濡らして慎重に捕まえ、背びれ部分に針を背がけにし、すぐに投入します。アゴ(口)に刺す方法もあるようですが、背掛けよりも早く弱ってしまう気がします。ワカサギの冷凍餌も使用出来ますが、柔らかいので餌もちが良くないです。オモリの周辺にハリスが絡んでしまうことがありますので、なかなか釣れないときでも時々巻き上げて仕掛けをチェックするほうが良いです。

ワカサギの群は底についていることが多いですが、その1-2m位上のタナを狙います。ベタナギのときは太陽光が底に届きやすくマスの警戒心を呼んでしまう為、太陽光が散乱し底に届きにくくなる、風が出ているときが成績が良いそうです。
湖のルアー・フライ トラウト> 釣り場
子連れの場合陸釣りとボート釣りで一長一短ですが、できればボート釣りをお勧めします。ボートでは時と場合に応じて色々な場所を選択できますし、移動が容易です。芦ノ湖では、陸からはウェーダー着用で立ちこみをすれば若干沖を攻められますが、立ちこみをしない限り浅い場所では殆ど攻められる範囲がありません。水際からドン深の場所は、岸辺も傾斜の急な林や崖になっているので入れるところがあまりありません。

一方ボートの場合、キャスティング時に落水する可能性も無いわけではありませんので、注意が必要です。ボート上で2人以上がキャスティングすると、風向きやポイントの向きによってかなり投げにくい場面も出てきます。風が強いとアンカーを支点に船がぐるぐる向きを変え、一投毎に投げる向きが変わる羽目になります。投げにくさは危険につながります。このへんが一長一短の所以です。

数年前の芦ノ湖解禁釣り大会に、まだ小さな長男を連れて湖尻のキャンプ場前で参加したときに、大人は私を含めて全員が何メートルも沖にウェーダーで立ちこみ、長男は岸から釣りをしたことがあります。

右の写真は、小雪のちらつく中、大会開始の狼煙を待つ様子です。長男はこの小さな桟橋から釣りましたが、大人達はここからさらに沖に立ちこみ、つまり長男は大人連中のお尻を狙ってキャスティングするはめになったわけです。当然釣りにはならず、あまりにもかわいそうでしたが如何ともしがたく、翌年からはボートで参戦するようになりました。
解禁の狼煙を待つ
解禁の狼煙を待つ

芦ノ湖
箱根、元箱根、湖尻の各桟橋付近で十分実績がありますが、ネットやボート屋さんでお勧めポイントを事前に聞いてみてください。陸からは湖尻の七里ガ浜など立ちこみの出来る場所が良いポイントになります。ボートから攻めるときも遠浅のこれらの場所が有利だと思います。

我家では、暖かい時期になってくると、芦ノ湖西岸の人が立ち入らなさそうな場所にボートで上陸して泳いだり、プチ探検をしたり、秘密のポイント探しの陸釣りをやることがあります。子供は喜びますが、危険な場所が無いわけではありませんので、あくまでも安全確認と自己責任の認識が必要です。

立ちこみで岸から釣る場合、バックキャストのスペースが十分ではない場所が多いので、ほとんどロールキャストでキャスティングします。

本栖湖
富士五湖では、河口湖と本栖湖でニジマスが放流されています。我家では、キャンプを兼ねて本栖湖でルアーやフライをやっていますが、あまり魚影は濃くないようです。

キャンプを兼ねて行く事がほとんどなので、本栖湖キャンプ場の前面あたりからスポーツセンター前の、本栖湖キャンプ場から歩いていける範囲が我家のメインのポイントです。朝夕にはワカサギのナブラが水上まで弾けて、いかにも釣れそうな雰囲気ありありですが、なかなか簡単ではありません。

遠浅のかなり先にナブラやライズがでますので、フライで釣る場合は通常はウェーダーで立ち込んで釣ります。オーバーヘッドキャストが出来る広さが有りますが、うしろの陸上にラインを落としてしまうと、すぐに溶岩のゴロタにティペットが挟まれて、いつの間にかフライが消えてしまいます。人も割と少ないので我家の子供達はキャスティングの練習場にしていますが、練習ならフライを付けずにやってくれと頼んでおかないと、上出来のフライがゴソッと減っていたります。スペイロッドがあるといいのですが我家は未装備なので、#8ロッドでロールキャストで飛ばしています。

水中も溶岩がゴロゴロなので、シンキングで引っぱるときは根がかりに気をつける必要があります。

同じ富士五湖の西湖ではヒメマスの他、ヤマメを放流していて、サクラマスが狙えるそうです。
近頃は釣り大会というと芦ノ湖だけになってしまいましたが、以前、河口湖で冬季の釣り大会が行われていた頃には、子供と泊りがけで参加していました。成績が良ければ結構な賞品が出るし、釣れなくても、表彰式のジャンケン大会でこれまた結構な賞品が当たり、参加賞もあるという、なかなか楽しい大会でした。河口湖ではブラックバスの大きな大会もあり、こちらも同じく子連れで参加していました。

今は行われていないようで、河口湖にはトラウト釣りにも行っていません。芦ノ湖の特別解禁や解禁釣り大会には毎年参加していますが、各魚種で3位入賞しない限りなーんにもないので、検量時間が過ぎるとさっさと退散し、表彰式は見たことが有りません。最近湖尻では独自の催しが行われていますが、もっとみんなが最後まで参加できる形式を考えてはいかがでしょうか。





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